<きょうは嬉しいニュースがありました。 11月23日に浜離宮朝日ホールで行われた「ブルクミュラーコンクール・東京ファイナル」で、うちの教室から参加していたY・S君が見事に銀賞を受賞しました。 Y君は今、小学2年生。私の教室に来たのは保育園の年長さんの5月の時でした。 ピアノは初めてでしたが、お母さんがおうちで弾くピアノを聴いて自分も習いたいと言い出したそうです。 ピアノが大好きで、朝からずっと弾いているとお母さんが話していたのを覚えています。 Y君はいままで沢山のコンクールを受け、いつも好成績を残しています。でも学年が上がるほど、一緒に受けている皆さんのレベルも上がり、こんなに小さいのになんてみんな上手なんだろうと毎回感心しています。 今回のブルクミュラーコンクールも予選の段階で上手な子が沢山いて、予選は通過したもののファイナルは気を引き締めなければ、と思ったものでした。 それからの約1か月、週に2回のレッスンを続けながらY君は良くがんばりました。私の注意は素直に聞き、きちんと修正してきました。でも元々ピアノが好きなので、悲壮感なく楽しそうに弾いているのが良かったです。 私も沢山のコンクールを見学して、上位に入るためには技術はもちろんですが、ある種のパフォーマンスのようなものが必要なのではないかと思っています。コンクールにもよりますが、近年は特に小さい子にまでも過剰なパフォーマンスが見られるような気がして、私自身はあまり容認したくないと思っています。 小さい頃はまず基礎をしっかり身につけ、そしてその子の年齢なりの曲の理解、解釈を持てるように指導していくのが教師の役割だと思います。 ではなぜコンクールを受けさせるのかといえば、やはりそこには目標に向かって努力する力も生まれるし、緊張感の中で実力を発揮するすべも学べるから。そして成果が出た時の喜びと、逆に叶わなかった時の悲しさや悔しさも味わえるから。 Y君はとても素直で元気が良くて、いかにも男の子!といった感じのいい子なので、このままピアノが好きという気持ちをずっと持ち続けて欲しい。これからもコンクールへの挑戦は続けていくでしょうけれど、一番大事なのはその気持ちを忘れないことだと思うから。 Y君に限らず、私の教室に通って来てくれている生徒さんは皆、ずっとこの気持ちを持ち続けて欲しい。みんなの人生はこれからまだまだ長い。その長い人生の傍らにずっと音楽が好きな気持ちを持ち続けて欲しい、と改めて思った受賞結果発表の夜でした。
待望のトロフィー